プエラリアあれこれ02
プエラリア(ガウクルア)の服用で知っておくべきこと
最近、「プエラリア」(あるいはガウクルア)注1と称するタイ産サプリメントが注目を集めているようである。「~ようである」というのは、それが主に老若の女性向けであって男性である筆者自身が目にする機会がなく、ネット上で販売されていることをごく最近知ったばかりだからである。しかし、その基原植物については熟知しており、むしろサプリメントとして販売されている事実に驚いている。なぜなら、「プエラリア(ガウクルア)」にはミロエステロール(Miroestrol)という強力なエストロゲン活性をもつ成分が含まれており、本来なら医師や薬剤師の指示がなければ服用できないものだからである。一方で、「プエラリア(ガウクルア)」は、最近、新聞や雑誌の健康関連記事で話題を集めつつあるイソフラボン(以下植物の化学成分:イソフラボノイドを参照)を豊富に含むことを売り文句に健康の維持増進のためのサプリメントとしても販売されている。ミロエステロール、イソフラボンともにファイトエストロゲンと称されるものであり、簡潔にいえば植物起源の女性ホルモン作用物質である。女性ホルモンとしてミロエステロールは卵胞ホルモンであるエストラジオール(Estradiol)に匹敵する強さがあり、販売サイトが主張するような「プエラリア(ガウクルア)」の服用で胸が大きくなる(バストアップ)というのはある程度事実であろう。エストラジオールは日本薬局方において指定医薬品、要指示医薬薬品に指定されているステロイドホルモンであるから、「プエラリア(ガウクルア)」のホルモン作用の強さを想像するのは困難ではないだろう。また、対照的にイソフラボンはごく軽微な女性ホルモン作用があり、ダイズなどにも含まれるイソフラボンが更年期障害の緩和や骨粗鬆症の予防などに効果があるということが多くの研究者の支持を得ていることも確かである。イソフラボンを多く含む食材として豆腐、納豆などダイズを原料とするものがあり、最近ではダイズより創製した特定保健用機能食品も販売されている。「プエラリア(ガウクルア)」のイソフラボン含量はダイズの数十倍あり、イソフラボン補給の観点ではダイズより優れた機能食品として販売されている。しかし、結論から言えば、サプリメントとしての「プエラリア(ガウクルア)」の服用は多くの危険をはらんでいる。一つはミロエステロールという強力な女性ホルモン活性物質の存在による内分泌撹乱作用である。植物起源とはいえ、「プエラリア(ガウクルア)」に含まれるミロエステロールやイソフラボンは生体にとっては異質の化学物質(xenobiotic)であり、いわゆる環境ホルモン注2と同様の作用、すなわち内分泌系の撹乱を起こすことに留意する必要がある。女性ホルモン作用物質を摂取するとそれによりホルモン作用が起きるので、内在性の女性ホルモンの分泌が抑えられてしまい、結果的にホルモン代謝系を撹乱することになる。こうしたことが日常的に繰り返されれば女性ホルモンの分泌能が衰え、不妊症などの原因となる。特に、若い女性にとっては深刻な副作用を起こす。しかしながら、かかる副作用は深刻でありながら目に見えない(症状がでても別の原因と誤認されることが多い)ことが多いので極めて厄介である。したがって、強力な内分泌撹乱物質(ミロエステロール)の存在を考慮しないで美辞麗句の宣伝文句に惹かれて無防備に服用すれば、知らず知らずのうちに体が蝕まれていくことになる。本ページではそのようなことを避けるため「プエラリア(ガウクルア)」のどこが危険なのか、生薬、薬用植物の専門家としての立場からその詳細を紹介する次第である。詳しくは次の目次または上の関連ページボタンを参照していただきたい。
プエラリアは危険なエストロゲン作用物質を含む
イソフラボンも過剰摂取すると健康障害を起こす
プエラリアは食品とはいえない
プエラリアは未完成のサプリメントである
(注1) 「プエラリア」は基原植物であるマメ科Pueraria mirifica(プエラリア・ミリフィカ)の属名Puerariaを冠したものである。一方、「ガウクルア」は現地名"Guao Krua"である。無論、発音の仕方によってカタカナ表記は変わる。もともとはタイ文字なのでアルファベット表記も異なることがある。かっては"Kwao Keur"とされたこともあった。ここでは「プエラリア(ガウクルア)」と称することにする。
(注2) 内分泌ホルモンの受容体に作用しホルモンとしてふるまうため、内分泌系を撹乱する作用を有する環境汚染物質の総称。人工的に作られた環境汚染物質以外に、植物成分など天然に存在する物質(二次代謝物)の中にも同様の作用を有するものがあり、両者を含めて内分泌撹乱物質と称することもある。
更年期にはプエラリア(白ガウクルア) !
プエラリア(白ガウクルア)は更年期障害に対しての効果的なメディカルハーブサプリメントとして注目を浴びています。そして、そのプエラリア(白ガウクルア)が配合されたマイハーブプログラムのメディカルハーブサプリメントはとてもお勧めです。
プエラリア(白ガウクルア) !なら、マイハーブプログラム
マイハーブプログラムのプエラリア(白ガウクルア)は、抽出物ではありません。純粋に乾燥されたプエラリア(白ガウクルア)ですので、いわゆる副作用がありません。ですので、安心して食べていただけます。しかも、完全無農薬・完全無肥料でそだった、原種メディカルハーブばかりですので、当然、プエラリア(白ガウクルア)の成分も非常に高純度です。
マイハーブプログラムの工場
マイハーブプログラム工場外部マイハーブプログラムの工場は、バンコクから700km離れた、タイの東北部プーカドゥン山(タイで一番高い山)の麓のOT牧場の中に在ります。プーカドゥン山は、高原の避暑地で、言うなれば、タイの軽井沢とでも表現しましょうか。そしてここは、タイの中でも一番といわれる薬草の宝庫、そこで一つ一つの薬草を、その薬草本来の生育環境に合わせて自社農場(G.A.P.取得済み)にて完全無農薬で、栽培し、採れたてのハーブを直ぐに、工場で製品にして、新鮮さを閉じ込めます。
例えば、これは一例ですが、皆さんご存知の、ゴーヤ(にが瓜)この中の成分が、血糖値を下げ、弱ってしまった膵臓の機能回復を助けます。
でも、皆さんがご存知の、沖縄のゴーヤとは、わけが違います。本当の「ゴーヤの野生原種」、その大きさは、親指の先ほどしかありません。タイの中でも野生原種を使っているのは、マイハーブプログラムだけです。その「ゴーヤの野生原種」を、それらが最も好む生育環境で栽培します。
だから、成分の、濃さがぜんぜん違います。この栽培方法の違いが、大きな効果をもたらします。市場に出回る一般的なハーブと栽培コンセプトが全く異なるのです。
マイハーブプログラムの製品は、タイ国内では、タイ厚生省が認める薬品です。しかしながら、日本で薬品として販売するためには、十二、三年の許可待ちと言う長い年月がかかる為、日本においての薬品申請を現在は断念し、健康食品のカテゴリーになってしまっています。
長い年月のなかで伝承されてきたタイ伝統医学を尊重しています。先人たちが愛用した薬用植物とその医学大系が、実際に生活のなかで、「効果・安全・信頼」を証明してくれています。その価値を、現代科学のおごりを捨てて、謙虚に尊重して、自然のままに創り上げました。
マイハーブプログラムは、タイ伝統医学を基に、独自の科学的な薬理検証を経て誕生した、まさに「ミラクルなハーブ(奇跡の薬用植物)」なのです。
一人でも多くの方に、この奇跡をお届けしたい。それがスタッフ全員の心からの願いです。
高品質の正規プエラリア
マイハーブプログラムの正規プエラリア(白ガウクルア)は、タイ王国の「所持」、「販売」、「研究」などの全てのプエラリア(白ガウクルア)に関する許可を取得している工場(ミラクルハーブスピリッツ社)で作られた高品質、正規プエラリア(白ガウクルア)です。
プエラリア(白ガウクルア)の有効成分の高い時期に収穫、加工しておりますので、私たちに嬉しい成分をそのまま簡単に摂ることができます。
更年期にはマイハーブプログラムの正規プエラリア(白ガウクルア)をぜひお試し下さい!
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